「サッカーゲームって選手を動かしてゴールを狙うゲームでしょ?」
「PK戦なんて運ゲーじゃないか」
もしあなたがそう思っているなら、私が作った『Strategy PK』でちょっと違った体験ができるはずです。
このゲームは、「ロジックで再現された1本のキックの重みをチーム戦略で攻略すること」をコンセプトにしています。
今回は、開発者である私たち(KOUとGoogle Antigravity)の視点から、このゲームに隠された戦略性(Strategy)とロジック、そして遊び方について、設計思想を交えながら徹底解説します。
なぜ大一番でPKを失敗するのか?をロジックで再現したゲーム

一般的にPKの成功率は70%〜80%と言われています。
理論上はキッカーが有利なはずですが、実際のシーンではキッカーの技術、キーパーとの心理戦、プレッシャー、グラウンド環境などの様々な要素が加ります。
バロンドールを獲得した選手がワールドカップの決勝トーナメントでPKを外すといった場面を見たことがありませんか?
このような、単純なPK成功率といった確率論だけでは測れない背景をStrategy PKに取り入れてみました。
確率論に勝る究極の心理戦を反映させたい
PK戦はサッカーにおいて最も残酷な結果をもたらすものかもしれません。
心理状態が単純な確率論を全てをひっくり返してしまう恐ろしさがあります。そして、成功と失敗が勝敗に直結するので様々な名シーンを生んできました。
この「1対1の対峙」の裏側にある戦略サッカーの魅力を表現したゲームにしたいと考えました。
落ち着いた環境で楽しめるようにしたい
一般的なサッカーゲームではプレイヤーは選手を操作します。
プレイヤーは戦術や操作性を楽しめる一方でゲーム途中に離脱できないというデメリットもあるのではないでしょうか。
私たちは、操作に没頭するのではなく、落ち着いた環境で好きな瞬間にゲームを楽しめるようにしたいと考えました。
それが、「監督(GM)としての意思決定」を楽しむゲームにした理由です。
Strategy PKのプレイヤーとなったあなたは、日常の好きなタイミングで指示と運営に取り組んでください。
- PK戦でゴールのどこを狙う?
- いつ、どの選手を獲得する?
- チームの運営資金は?
PK戦とチーム運営というシーンにスポットライトを当てることで「思考する楽しさ」を感じていただきたいです。
スポーツゲームにはない重み
「New Game」でこのゲームを開始した瞬間、あなたはリーグに新規参入したYokohama BullsのGMとなります。
手元にあるのはわずかな資金と無名の選手たち。
あなたはこのチームを率いてリーグ優勝を目指さなければなりません。
求められる手腕は、コントローラーテクニックではなく、勝利を得る計算とチーム運営のセンスだけです。
したがって、このゲームはスポーツではなく、「裏側に設定された数字のロジックと戦うストラテジーゲーム」と言えるでしょう。
ただの運ゲーではない!PK成功率ロジックの秘密

このゲームの最大の魅力は「PK成功率」が明確なロジックに基づいている点です。
現実のPK戦で起こり得る要素を明確な計算式に盛り込みました。
例えば、「チームの勢い」がその一つです。
客観的な戦力では負けているはずなのにシーズンに入ると勢いに乗って勝ち進んで行くチームってありますよね。
こういった出来事も反映されるように工夫しています。
PK成功率は「計算式」で決まる
このゲームをテストプレイした友人も驚いていましたが、実は内部では次のような計算が行われています。
シュート成功率 = 基礎成功率 + (選手能力補正) + (チーム戦力差補正) + 運
ジャイアントキリングも可能なシステム
このロジックの肝は、「チーム戦力差補正」にあります。
プロスポーツは本来、格下のチームが強豪に勝つのはとても難しいとされています。しかし、勢い(モメンタム)があれば勝てるのがサッカーです。
このゲームでは、チームの総合力(Strength)を高めることで、個々の選手の能力以上の成功率を引き出せるように設計しました。
補正値の影響はSランクとDランクでどう違うのか
- Sランク選手 (ACC: 90 / MENT: 90)
圧倒的な成功率補正を持ちます。多少の不運があっても実力でゴールをこじ開ける力があります。 - Dランク選手 (ACC: 40 / MENT: 40)
基礎成功率に頼るしかありません。しかし、チーム全体の士気が高まっていれば奇跡のゴールを決めることがあります。
このロジックがあるからこそ、「どの選手を獲得し、どう育てるか」という戦略が意味を持つのです。
欲張ると破産寸前に!? 現実的なチーム経営戦略が必須

このようなゲームの仕組みを知って、
「じゃあSランク選手を揃えれば余裕でしょ?」
こう思ったあなたは要注意です。
なぜなら、このゲームには収入だけでなく支出も設定されているからです。
チーム運営要素である資金は、PK戦の勝利報酬、上位賞金、選手の売却で獲得できます。
逆に、選手の獲得や年俸の支払いは資金から徴収されます。
運営資金のバランスを見ながら健全な経営でシーズンを進行していきましょう。
持続可能なクラブ運営が必要になる
プロスポーツの場合、最強の選手たちにはそれ相応の報酬(年俸)が支払われています。
クラブにとっては戦力を維持するための不可欠なコストですよね。
Strategy PKでは、「チームの戦力の合計値が年俸合計と比例する」と考えて、チームの戦力に応じて規定の支払いが発生するイベントを設定しました。それが「年俸システム」です。
具体的には、シーズン中盤(Round12)終了後にチームランクに応じた金額が運営資金から強制徴収されます。
無計画な補強をした場合、シーズン中盤で資金が底をついて赤字経営となるでしょう。
また、実際のプロサッカーには選手の獲得だけでなく放出といったイベントも発生します。このゲームでは、所属選手を「売却する」ことができます。
選手の獲得と売却を使ってコストバランスを考慮したチーム作りを楽しむことができるはずです。
最高ランクの2,000Gが重くのしかかる
Strategy PKにおいて、2,000Gは最高ランクの選手獲得のための金額であり、最高ランクチームの年俸額の数字です。
このゲームで選手を獲得するためのコストはこのようになっています。
- Sランク:2,000G
- Aランク:1,000G
- Bランク:500G
- Cランク:200G
- Dランク:100G
Sランクの選手を1人獲得するためには、Dランク選手20人分のコストがかかりますよね。
実は、それぐらい大きな戦力差があるんです。
そして、この戦力の大きさは年俸システム (Salary Payment)にも反映されています。
具体的な年俸徴収額は次の通りです。
- Sランク: 2,000G
- Aランク: 1,000G
- Bランク: 500G
- Cランク: 200G
- D/Eランク: 100G
年俸はチームランクに応じた額が資金から自動徴収されます。
このゲームは、試合勝利時に得られる報酬(Reward)が最大でも200G程度に設定されています。
つまり、「Sランクチーム」を実現するためには、戦力を強化して勝利を積み重ね、上位入賞の常連になり、優勝を経験しながら計画的に資金を貯めて準備していかなければなりません。
通常の勝利報酬だけでなく、上位入賞賞金や優勝賞金を獲得することが近道です。
「ここはあえてBランクの選手で凌ぐか?」
「賞金を稼ぐためにシーズン終盤だけSランクを雇うか?」
このような場面でGMとしての手腕が試されます。
この経営戦略こそが、『Strategy PK』の難易度を左右する要素であり、面白さなのです。
最後の一瞬まで気が抜けない延長戦の緊張感

戦力が整ってくるとわずかな勝ち点の差が順位に大きな影響を及ぼします。
上位入賞や優勝がかかるシーズンならなおさらのことでしょう。
優勝争いをしているときの引き分けは実質的な「敗北」に等しいと感じるはずです。
「5-5で迎えた運命の延長戦。ここで外したら引き分け。優勝を逃してしまう…」
皆さんもいずれこのようなシーンに遭遇すると思います。
引き分け(DRAW)を許容できるか?
PK戦は5本勝負です。
勝ち点は勝利で3点、引き分けで1点。
順位争いが混沌としているシーズンでは勝利と引き分けの差が天と地ほど大きく感じられるはずです。
そこで、5本で決着がつかないときのために延長戦を導入しました。
しかし、私たちはここに、あえて厳しいルールを課しています。
1回限りの重みを最大化したい
Strategy PKの延長戦は、「最大1回(6本目)」しか行われません。
6本目でも決着がつかなければ、即座に引き分け(DRAW)となる1回勝負です。
これにより、最後の最後まで勝敗のスリルを楽しむことができるはずです。
あなたなら戦略で確率を超えられる

Strategy PKは単なるミニゲームではありません。
PKという極限の状況を舞台に、戦略、成功率、そして経営という要素を複雑に絡み合わせた本格的なサッカーゲームです。
- 成功率ロジックを読み解く分析力
- 限られた資金でチームを回す経営力
- ここ一番で勝負に出る決断力
これら全てを駆使して、Yokohama Bullsをリーグの頂点に導いてください。
開発チーム一同、あなたが優勝を果たす瞬間をお待ちしております。



